『STOP図面盗用』
外構造園業界の図面盗用トラブルを防止する

外構造園業界に蔓延する図面盗用トラブル。初心者であるお施主様がトラブルに巻き込まれないように。図面盗用の概要について、ご案内させていただきます。

悪質業者による図面盗用が問題となっています

昨今、悪質業者による外構造園の図面盗用が問題視されています。実際にトラブルになったケースも多く。注意喚起とともに、特に図面盗用のなにが問題で、どうトラブルになるのか、これから外構、造園工事をご依頼される施主様に、できる限りその問題点をご理解いただくためのWEBページです。

図面盗用とは?

お施主様が、いくつかの外構、造園業者を相見積で同時に検討されているとします。デザインで有名な外構業者Aに図面作成を依頼したら、非常に素晴らしいデザインが出来上がってきました。しかし費用が高額・・・その時に、デザインが気に入らないがとにかく安い、外構業者Bが「業者Aさんの図面をいただければ、その図面をそのまま格安で施工しますよ!」と行ってきたとします。お施主様はそれは願ってもないチャンス!と業者Bの話に乗ってしまいました。
これが「図面盗用」と呼ばれるトラブルです。気軽に業者Bの提案に乗ってしまった施主様は、後々大変なことになってしまいます・・・。
それでは、図面盗用のどこに問題点があるのでしょうか?

図面盗用の主な問題点

本当の意味で、デザイナーの意図が反映されない

外構、造園の図面には、デザイナーが図面に表現しきれない、数々の隠れた意図が存在します。例えば、各種素材の詳細の納まり、樹木の樹形、また、高低差や地中埋設物など、現場で図面と状況が変わることが多々有り、それを現場に合わせた最良の形で調整を行っていきます。

とりあえず、表面上図面のようにはできてしまう

図面盗用で作成された外構・造園は、そもそも設計ができない人が納まりを考えて作るので、目の肥えた方が見ると明らかに、何か薄っぺらかったり、タイルの割付など細かい部分がおかしなことになっていたり、何かチグハグでおかしなものが出来上がることがほとんどです。しかしながら盗用業者は、言葉巧みに素人である施主様を、「こんなものです」と言いくるめて引き渡ししてしまいます。図面通りにはできている、しかし思ってたのと違う・・・ということが発生するのです。それはもしかすると、すでに見えない地面の中のブロック基礎などにも反映されているかもしれません。安いものには安い理由があります。

図面には著作権がある

外構・造園工事は、設計と施工が別々であることと、「設計無料」という案内をしている業者が多いため、第三者に図面を渡して作ってもらうことは、なんの問題もないと思ってしまいがちです。しかしながら図面は制作者の著作物であり、それにはもちろん著作権があります。実際に訴訟になったケースもあります。軽はずみな図面盗用が、その後大変な問題となるケースも実在するのです。しかしその頃には悪質業者は連絡が取れなくなっているかもしれません・・・。

実際にあった図面盗用トラブルやコラムを見る

実際にあった図面盗用トラブルの事例や、図面登用に関するコラムをご紹介します。デザイナー、施主様、全員が損をして、盗用業者だけが得をする・・・世にも恐ろしい実際にあった怖い話です。

事例/コラムを見る